家づくりコラム
22.11.14

【住宅工法について】vol.2

〜木造枠組壁工法(2×4、2×6)〜
木造軸組工法が柱・梁で支えるのに対して、北米で生まれた木造枠組壁工法は、壁・床・天井の面で支える6面体構造です。この6面体の各パネルに力を広く分散できるため1カ所に力が集中せず、地震や台風にも強い構造となっています。主に2×4インチの断面をもつ角材と構造用合板の面材を用いてパネルをつくり、土台の上に、1階床→1階壁→2階床(1階天井)の順で組み立てるので、プラットホーム工法とも呼ばれています。 2×4以外にも、 2×6インチ材、2×10インチ材を用いる住宅メーカーも多くなっています。
木造枠組壁工法は輸入住宅に非常に多く採用されていて、建築方法がマニュアル化され比較的簡単に建てられるのが特徴です。木造軸組のように熟練を必要としないため、多くの住宅会社が手掛けるようになりました。最近はパネルをあらかじめ工場で生産して、現場での組立てをより簡略して工期を短縮しているメーカーも増えています。面で支える工法のため、開口部の取り方に制約はありますが、耐火性や気密性・断熱性に優れています。