家づくりコラム
22.12.27

【住宅工法について】vol.5

〜コンクリート系住宅〜
コンクリートは型枠の形どおりに流し込めば、どのような形も造れる柔軟な材料です。四角い建物だけではなく、流線形でもその他の形でも型さえできればその通りのものが完成します。コンクリートは圧縮には強いけれども引っ張る力には弱いため、引っ張る力に強い鉄筋を入れて強度を高めています。これが鉄筋コンクリート(RC)造と呼ばれる工法です。その他、あらかじめ工場で製造されたコンクリートパネルを組み立てて床・壁・天井を造るプレハブ工法もあります。構造的には2×4工法と同じです。厳しい品質管理のもと工場で一貫生産されていて、高い強度を示すだけでなく、耐火性・耐久性・遮音性・断熱性・気密性にも優れています。現場で打つコンクリートと比べて品質が安定していると言われます。
現場では、他のパネル工法同様に、特殊な接着剤や強度の高いボルトで接合し6面体をつくるので、地震や台風にも威力を発揮。施工期間もかなり短いのが特長です。ただし、重量が大きいため地盤の弱い土地では補強が必要となります。